こんにちは、Yohです。
2024年12月5日、スイ(Sui / SUI)にとって大きなニュースが飛び込んできました。
それが、クリプト界隈で超人気のウォレットPhantom(ファントム)のSuiチェーン対応。
これを受け、SUIの価格も急上昇しました。
ですが、中にはそのすごさがピンとこない人も多いはず。
Phantom?私は初めて聞くウォレットかも。
そこで今回は、Phantomウォレットの特長とSuiチェーン対応のインパクトについて解説します。
- Phantomウォレットとは
- PhantomウォレットのSuiチェーン対応で何が起こるのか
- Phantomウォレットの作り方
最後に、Phantomウォレットの作り方も解説します!
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Phantomウォレットの特長
ここでは、Phantom(ファントム)ウォレットの主な特長を3つ紹介します。
BTC, ETH, SOLに対応したウォレット
Phantom(ファントム)は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)に対応したウォレット。
ウォレットとは、その名の通り「お財布」のようなもので、保有している暗号資産やNFTを入れておくためのツール。
DeFiプロトコルやNFTマーケットプレイスなどの各種プラットフォームに接続することで、取引ができます。
Sui WalletやSurfのように、特定の銘柄(この場合はSUI)にのみ対応しているウォレットとは異なり、マルチチェーン対応ウォレットになっています。
そのため、Phantom1つあれば主要なチェーンでの取引を完結させることができるという強みがあります。
イーサリアムのレイヤー2であるPolygonやBaseにも対応してます。
Phantomはノンカストディアルウォレット
引用:Phantom
ノンカストディアルウォレットであることもPhantom(ファントム)の特長。
ノンカストディアル…ッテナニ???
先ほどウォレットを「お財布」と例えましたが、ウォレットというのは、その中に実際に資産が入っているというわけではありません。
ウォレットには、秘密鍵と呼ばれる「取引(トランザクション)を行うための管理者権限」のようなものが保存されていて、その秘密鍵に自分の資産がひもづいた状態になっています。
そして、この秘密鍵を第三者(カストディアン)が管理しているタイプのものを「カストディアル(custodial)ウォレット」、ユーザー自身が管理するタイプのものを「ノンカストディアル(non-custodial)ウォレット」といいます。
なので、Phantomは資産を自分で管理したい人にピッタリのウォレットだと言えます。
ノンカストディアルウォレットでは、シードフレーズ(シークレットリカバリーフレーズ)と呼ばれる特定の英単語の羅列をバックアップキーとして秘密鍵を管理します。
そのため、万が一シードフレーズが流出したら即終了。
あなたの資産はすべて他の人に引き抜かれてしまうでしょう。
良くも悪くも管理は自己責任である点に注意。
PhantomはUI・UXが最高
Phantom(ファントム)が人気である秘訣は、そのUI・UXにあります。
ワンタップで資産管理、スワップ、プラットフォームへのアクセスなどを始めることができ、直感的で使いやすい設計になっています。
引用:Phantom
また、怪しい取引(トランザクション)はその場ですぐに検出して知らせてくれる機能もついており、初心者でも自然と防御力を高めることができます。
引用:Phantom
実際、Phantomの月間アクティブユーザー数は700万人も存在していて、あらゆるウォレットの中で最大のユーザー数を誇るとされています。
世界では「ウォレット=Phantom」くらいの人気と知名度があるというわけですね。
PhantomがSuiチェーンに対応する意義
Phantom(ファントム)がSuiチェーンに対応する意義はかなり大きいです。
例えば、次のことが期待できると考えられます。
PhantomユーザーがSuiチェーンに流入
先ほど述べたように、Phantomのユーザー数はウォレットというカテゴリーではトップクラス。
そのため、普段Ethereum(イーサリアム)やSolana(ソラナ)でのみ取引をしているクリプト民の中には、今回のSuiチェーン対応をきっかけにその存在を知る人も大勢いるはずです。
SuiはEthereumやSolanaよりも処理速度が高く、ガス代も安いので、その使いやすさに着目したユーザーがPhantom経由でSuiに参入してくると考えられます。
【参考】【297,000TPSで他を圧倒】Suiの並列処理とは
Phantomを介してチェーン間の資産移動が活発に
引用:Wormholescan
Suiは、Wormholeというオープンソースプロトコルを使うことで、Ethereum(イーサリアム)・Solana(ソラナ)間での資産移動を可能にしています。
また、2024年9月30日にはネイティブブリッジ機能(Sui Bridge)も実装していて、現在はEthereum(イーサリアム)との完全な互換性をサポート。
このようにSuiでは、他のチェーンにある資産をSuiチェーンへ移す仕組みが整っているわけです。
したがって、PhantomのSuiチェーン対応をきっかけに、チェーンをまたいで資産を移動させたり、チェーン間で取引を行ってみようと考えるユーザーが増えるはずです。
いずれはSolana(ソラナ)とのネイティブブリッジもできるようになるでしょうから、そうなればEthereum・Solana・Suiという3つの主要レイヤー1で巨大な経済圏が生まれるかもしれません。
ちなみに、先日解説したDeepBookはクロスチェーン取引にも活用されそうなので、こちらも期待ですね。
【参考】【DEEP】Sui DeFiの要「DeepBook」とは
Phantomウォレットの作り方
最後に、Phantomウォレットの作り方(スマホ版)を解説します。
記事執筆時点(2024年12月8日)では、まだSuiチェーンに対応していませんが、今のうちに作っておいて損はないはずです。
作成自体はとても簡単なので、3分ほどで終わります。
Phantomのアプリをダウンロード
まずはPhantomのアプリをダウンロードしていきます。
Phantomの公式サイト(https://phantom.app/)にアクセスして、ホーム中央のボタンからアプリストアに移動します。
Phantomのアプリが表示されるのでダウンロード。
公式サイトから移動していれば問題ないはずですが、ダウンロードする前に、念のためデベロッパ(販売元)がPhantom Technologies Incorporatedになっていることを確認しておきましょう。
アプリをダウンロードする時は常に慎重に。
新規ウォレットの作成
ダウンロードができたらアプリを立ち上げます。
利用規約を確認してチェックボックスを入れたら、今回は新しくウォレットを作るので「新規ウォレットの作成」をタップ。
Phantomでは、SuiのzkLoginのようにWeb2アカウントからのウォレット作成もできますが、今回は一般的なウォレットであるシードフレーズウォレットを作成してみます。
「シードフレーズのウォレットを作成」をタップ。
ウォレットの保護手段として生体認証の設定について訊かれるので、設定する場合はONにしてから、「次へ」をタップ。
この直後、シードフレーズ(シークレットリカバリーフレーズ)の確認を行うことになります。
シードフレーズを紙・ノートにしっかりメモして控えてから、先に進みましょう。
PCやスマホといったデバイスへの保存は、流出の危険があるのでなるべく避けましょう。
これでウォレットの作成は完了です。「始める」をタップ。
最後にPhantomからの通知を受け取るか訊かれるので、好きな方を選択します。
設定が完了し、ホーム画面が開きます。
とってもカンタンだね!
まとめ
- Phantom(ファントム)は、マルチチェーン対応のノンカストディアルウォレット。
- Phantom(ファントム)は、UI・UXに優れていて、ユーザー数としては最大規模を誇る。
- Phantom(ファントム)のSuiチェーン対応で、多くのクリプト民・資産がSuiに流入してくることが期待できる。
- Phantomウォレットは、3分で簡単に作れる。
まだSuiを触ったことがない人も、すでにSuiを楽しんでいる人も、Phantom(ファントム)の登場でオンチェーン体験はこれまで以上に快適になるはずです。
もちろんSui WalletやSurfも便利ですが、これを機に、僕もPhantom使ってみようと思います。
実装が待ち遠しいですね!👻
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参考文献
【サイト】