【Sui最大のDEX】CetusでSUIをスワップする方法

こんにちは、Yohです。

前回、初心者でもできるSUIの運用法としてScallopのレンディングを紹介しました。

これはSUIをそのままSUIとして運用するシンプルな方法です。

一方、SUIを別の銘柄にしてから運用するという方法もあります

それが通称「スワップ」。

今回は、「スワップ」とSUIのスワップができる分散型取引所(DEX)として有名な「Cetus」の使い方について解説します。

この記事を読むとわかること
  • スワップとは
  • DEX(分散型取引所)とは
  • SuiのDEX「Cetus」の特長
  • CetusでSUIをスワップする方法
Yoh

スワップを使うと、SUIの運用方法はグッと広がります。

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目次

スワップとは

スワップ=暗号資産同士の交換

クリプトにおけるスワップ(Swap)とは、「暗号資産(仮想通貨)同士の交換」を表します。

暗号資産で別の暗号資産を買う」と言いかえてもいいでしょう。

例えば、Sui関連銘柄の1つに、今回紹介するCetusが発行しているトークンCETUSがあります。

もし今、SUI = 1ドル、CETUS = 0.1ドルだとすると、SUI1枚でCETUS10枚とスワップできます。

スワップの例

スワップはどんな暗号資産同士でも行えるわけではありません。

スワップを行うには、両方の銘柄が同じブロックチェーンに対応している必要があります

例えば、CETUSはSuiチェーンに対応したトークンなので、SUIとスワップできます。

一方、イーサリアム(ETH)はSuiチェーン上で発行されるトークンではないので、直接スワップすることはできません。

スワップできない例
Yoh

このような場合は、ラップドトークンやブリッジといった技術を使えば間接的にスワップができます。

スワップする意味

クリプト初心者

そもそもスワップしてどうするの?

なぜスワップを行うのかというと、別の銘柄だからこそできる運用もあるからです。

例えば、先ほど紹介したCetusの独自トークンCETUS

CETUS

CETUSの時価総額は約50億ドルであり、SUIの時価総額(約2280億ドル)と比べてずっと小さいです。

このような銘柄は、少しの資金流入でも時価総額、ひいては銘柄そのものの価格が大きくはね上がります。

つまり、時価総額の低い銘柄を安く仕込んでおけば、より大きな値上がり益(キャピタルゲイン)が期待できるというわけです。

Yoh

SUIが上がればCETUSはそれ以上に上がる可能性があります。

また、その銘柄が特別なユーティリティを持つこともあります

例えばScallopの独自トークンであるSCA

SCA

SCAをScallopにステーキングするとその量に応じてveSCAというものがもらえるのですが、veSCAの保有量が多ければ多いほど、Scallopで暗号資産を運用した際の利回りを大きくすることができます。

つまりSCAがたくさんあれば、より効果的にScallopで資産運用ができるということです。

【スワップの意味】

  • 時価総額は低いものの、期待できる銘柄にスワップして爆益をねらう。
  • 特別なユーティリティのある銘柄にスワップして、その恩恵を受ける。

現在の税制では、スワップを行うと交換元の暗号資産を売却した扱いとなり、利益が出ている場合は所得として課税対象になる場合があります。

参考記事:DeFi(ディファイ)の税金計算は難しい!?仮想通貨に詳しい税理士がDeFiの損益計算のやり方を解説! | クリプタクト

DEX(分散型取引所)とは

DEX=中央管理者のいない取引所

スワップを行う上で欠かせないのがDEX(Decentralized Exchange、分散型取引所)

DEXとは中央管理者のいない暗号資産取引所のことで、OKCoinJapanのようなCEX(中央集権型取引所)とは異なり、取引をマッチングさせる運営母体がありません。

当然、本人確認(KYC)もないので、ウォレットを用意すれば誰でもユーザーとして利用できます

CEXとDEXの違い

取引に必要な暗号資産は、報酬と引き換えにすべてユーザーがDEXに提供しています。

DEXに集まった暗号資産は流動性プールというところに保管されていて、スワップしたいユーザーはそこから欲しい銘柄とスワップします。

こうしたしくみにより、DEXは運営に必要な人件費がかからず、手数料が安い要因にもなっています。

また、CEXでは取り扱っていない銘柄を買いやすいのもDEXの大きな特長。

CETUSやSCAのように、時価総額がまだ小さく、国内取引所では扱っていないような銘柄も、DEXならスワップを使って入手できます。

Yoh

どの特長も、管理者がいないからこその強みですね。

DEXで資産運用の可能性が広がる

DEXはいわゆるDeFi(分散型金融)に分類されます。

ハッキングによる資産喪失など、利用時のリスクがあることは理解しておきましょう。

しかしDEXでは、通常の取引所では扱っていない銘柄にスワップできたり、流動性マイニング(スワップに必要な暗号資産の提供で利益をもらう運用法)を行ったりと、暗号資産の運用に幅が出るという魅力もあります

自分のリスク許容度と相談しつつ、可能な範囲でDEXを使ってみるのは、自分のDeFi経験値が高まるという点でも有意義です。

【DEXのメリット・デメリット】

  • DEXは誰でも利用でき、取引手数料が安い。
  • DEXならスワップを通じて通常では買えない銘柄に投資できる。
  • DEXなら流動性マイニングで報酬をもらうこともできる。
  • DEXを利用する場合は、ハッキングなどによる資産喪失のリスクがある。

Cetusとは

CetusはSui最大のDEX

Cetus Protocol

引用:Cetus Protocol

CetusはSuiチェーンに対応したDEXで、SUIから別の銘柄へのスワップが簡単に可能。

特にTVL(預かり資産高)が大きく、SuiチェーンのDEXとしては1位、SuiのDeFi全体で見ても3位となっています

SuiのDeFiプロトコルのTVLランキング(DeFiLlama)

引用:DeFiLlama

Yoh

それだけ人気と信頼があるということですね。

また、Scallop同様、Cetusも第三者機関(OtterSec, MoveBit)による監査を受けていて、比較的安心して使いやすいDEXと言えるでしょう

第三者機関による監査(Cetus)

引用:Cetus Protocol

CetusでSUIをスワップする方法

ここからは、CetusでSUIをスワップする方法を実際の画像で解説します。

SUIウォレットに必要量のSUIが入っている状態から解説します

まだ準備ができていない方は、以下の記事から始めてみましょう。

【SUIを買う】

【SUIウォレットを作る】

【ウォレットにSUIを送金する】

Cetusを開いて接続

まずはCetusにアクセスしてみましょう。

まずはSui Walletにログインして、「Apps」タブを選択。

「Coins」タブ(Sui Wallet)

「DeFi」タブを選んでスクロールしていくとCetus Protocolとあるので、これをクリック。

「Apps」タブ(Sui Wallet)

初めてCetusを開くと、利用規約などの確認を求められます。

内容が確認できたら、チェックを入れて「Continue」をクリック。

利用規約等の同意(Cetus / PC版)

これでCetusを始める準備ができました。

ホーム画面(Cetus / PC版)

ウォレットをCetusに接続する

次に、ウォレットをCetusに接続します。

「接続」を行うことで、Cetus上で取引ができるようになります。

Yoh

ログインみたいなものですね。

右上の「Connect」をクリック。

ウォレットの接続(Cetus / PC版)

「Sui Wallet」を選択。

ウォレットの選択(Cetus / PC版)

Sui Walletから接続の確認を求められます。

接続先がapp.cetus.zoneであることを確認して「Connect」をクリック。

Cetusへの接続確認(Sui Wallet)
Yoh

接続先が初めての場合は必ず接続先を確認するようにしましょう。
ハッキング対策にもなります。

接続に成功すると、ウォレットアドレスが表示されます。

ウォレット接続後(Cetus / PC版)

スワップする

では実際にスワップを行っていきます。

Sui Walletの場合もSurfの場合も操作は基本的に同じなので、今回はSurfでの操作を例に解説します。

スワップの画面は次のようになっていて、上へ暗号資産から下の暗号資産へスワップすることになります。

スワップ画面(Cetus)

プルダウンをタップして、スワップ元の銘柄(今回はSUI)を選択。

スワップ元の選択(Cetus)

同じように、スワップ先の銘柄を選択。

スワップ先の選択(Cetus)
Yoh

今回はCETUSにスワップしてみるよ。

検索ボックスに銘柄を入力すると、スワップしたい銘柄を直接見つけることができます。

銘柄検索(Cetus)

【2024年10月追記】

アップグレードに伴い、Cetusには「Aggregator Mode(Plus Mode)」という機能が備わりました。

Aggregator Mode(Cetus)

これをオンにすると、CetusにいながらSui上の他のDEXにもアクセスできるようになり、より最適な条件でスワップを行うことができます。

【参考】Introducing Cetus Plus: Revolutionizing Swaps on the Sui Network | Medium

スワップ元・スワップ先が選べたら、スワップしたい数量を入力。

現在のレートに合わせて、スワップ元の数量を入力すればスワップ先の数量が、スワップ先の数量を入力すればスワップ元の数量が自動で入力されます。

スワップする数量の入力(Cetus)

数量が入力できたら、「Swap」をタップ。

スワップの実行(Cetus)

内容を確認して「Confirm Swap」

スワップ内容の確認(Cetus)
Yoh

少額の手数料(Fee)がかかります。

ウォレットが起動するので、取引内容を確認して「Approve」をタップ。

スワップの承認(Surf)

ただちに取引が完了します。

スワップ完了画面(Cetus)
Yoh

スワップは1秒足らずで完了します!

スワップした銘柄はウォレットで確認できます。

スワップしたトークンの確認(Surf)

スワップは暗号資産を使って別の暗号資産を買うことであり、取引のタイミングによっては、価格変動により損失が生じる可能性があります。

取引の際は自己責任でお願いします

DeFiプロトコルへの資産の預入には、ハッキングなどのリスクがあります。

取引の際は自己責任でお願いします

まとめ

  • 「スワップ」は暗号資産を別の暗号資産にする取引のこと。
  • 「スワップ」を使うと、暗号資産運用の幅が広がる。
  • Sui最大のDEX「Cetus」ならSUIのスワップが安心かつ簡単にできる。

一見難しそうな「スワップ」ですが、操作自体は通貨の交換と同じ。

SUIのみで持っておくよりも運用の可能性はグンと広がります。

Cetusなら初心者でも簡単にスワップができるので、SUIの運用手段としてぜひ活用してみてくださいね。

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参考文献

【サイト・動画】

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