こんにちは、Yohです。
NFTを買うためには、いわゆる暗号資産(仮想通貨)が必要です。前回の記事では、NFTの購入に暗号資産が必要な理由をくわしく解説しました。
そんな暗号資産を買うための場所が暗号資産取引所。
これからNFTを始めようとしている人なら「どの取引所に口座を作ろうか」と悩んでいるでしょうし、すでに「〇〇の取引所を使っているよ」という人もいるかもしれませんね。
そんなあなたに質問です。
「2つ目の取引所に口座を作ろうとしていますか、あるいは作りましたか?」
もし取引所の選択肢を1つだけにしぼっているのであれば、すぐにでも2つ目の取引所に口座を作ることをオススメします。
使える口座が1つあればそれでOKじゃないの?
なぜなら、1つの取引所のみを使うことはリスクが高いからです。
今回は、複数の取引所を使うべき理由とオススメの取引所について解説します。
- 1つの取引所のみを使うことのリスク
- 取引所を選ぶポイント
- オススメの取引所3選
- 複数の取引所を使う時の注意点
取引所は「使い分ける」のが大切です。
1つの取引所のみを使うリスク
1つの取引所のみを使う場合、次のようなリスクがあります。
メンテナンス・システムトラブルによる機会損失
取引所では定期的なシステムメンテナンスの他、不具合やトラブルに対応するための緊急メンテナンスが行われることがあります。
暗号資産やNFTの価格は常に変動していますが、取引所でメンテナンスが行われている間は暗号資産の購入・送金ができない可能性があり、「買いたいタイミングで買えない」といった機会損失につながってしまいます。
複数の取引所に口座を持っておけば、「Aの取引所では暗号資産が買えない時でも、Bの取引所では買える」となるので、こうした機会損失を防ぐことができます。
サービスの変更リスク
あなたが取引所を選ぶ(選んだ)時、どんなサービスを提供しているかは必ず着目しているはずです。
しかし、そのサービスもずっと続くという保証はありません。ある日突然、サービス内容が改悪されてしまうことも十分ありえます。
複数の取引所に口座を作っておけば、相対的にサービス内容が良い取引所を選んで使うことができます。
受けられるサービスの制約
1つの取引所のみを使うということは、その取引所のサービスしか受けられないということでもあります。
メインで使っている取引所にはないサービスも、別の取引所なら扱っているというケースは結構多いです。
取引所ごとに提供しているサービスは異なりますから、複数の取引所に口座を作ることで、受けれるサービスの種類を増やすことができます。
口座開設は基本無料であることが多いので、使ってみたいサービスがあれば気軽に口座開設してみることをオススメします。
取引所のハッキングリスク
絶対に起こらないとも限らないのが、取引所のハッキングリスクです。
各取引所も対策は行っているものの、これまでに日本だけでなく世界の取引所でハッキング被害による暗号資産の流出が確認されています。
言いかえれば、あなたがメインで使っている取引所がハッキングを受けるリスクもゼロではないということです。
取引所でハッキングが確認された場合、仮に顧客の資金が保証されたとしても、メンテナンスなどによりしばらくの間取引所をまったく使うことができない可能性は高いです。
複数の取引所に口座を作っておくことで、このようなリスクを減らすことができます。
取引所を選ぶポイント
ここからは、取引所を選ぶ時に注目したいポイントを解説します。
1つの取引所ですべてのポイントを押さえているということはないので、優先度を決めつつ、複数の取引所でお互いの弱点を補うようにするのがオススメです。
買いたいNFTに対応する銘柄を扱っているか
最終的にNFTを買いたい場合、まずはそのNFTに対応する暗号資産を扱っているかを確認しましょう。
NFT初心者の方であれば、基本的にはイーサリアム(ETH)の「取引所」があるかだけ調べればOKです。
ちなみに暗号資産取引所には、暗号資産が売買できる場所として「販売所」と「取引所」の2種類があります。
購入手数料を安くおさえるためには「取引所」を使うことが必須になるので、単にイーサリアムを扱っているかだけでなく、「取引所」でETHを扱っているかを見るようにしてください。
「販売所」では、暗号資産取引所を相手に暗号資産を売買するのに対し、「取引所」では、暗号資産取引所を利用している個人を相手に売買を行います。
「販売所」では、暗号資産取引所が暗号資産を安く買って高く売るので、その価格差(スプレッド)が実質的な手数料となり、暗号資産の価格は「取引所」よりも高くなります。
特別な理由がない限り、暗号資産の購入は「取引所」で行うようにしましょう。
手数料
各種手数料がどのくらいかかるかは、取引所を選ぶ上で超重要なポイント。
特に、次のサービスは取引所によって手数料に差が出やすいです。「ちりも積もれば山となる」と言いますから、よく確認するようにしましょう。
- 日本円・暗号資産の出金手数料
- 「取引所」を使う時の手数料(メイカー・テイカー手数料)
使いたいサービスがあるか
手数料に加え、今後使う可能性のあるサービスの有無はチェックしておくようにしましょう。
個人的に確認してほしいのが、次の2つです。
- 暗号資産の最小送付数量
- ステーキングの取り扱い
1つ目の「最小送付数量」とは、「いくらから暗号資産を送金できるか」というものです。
ある程度価格の高いNFTを買う場合、必要な暗号資産も多くなるので、これはあまり問題になりません。
一方で、価格の安いNFTをたまに買いたいくらいであれば、最小送付数量は小さい方が使い勝手がよいです。
2つ目の「ステーキング」は、簡単に言うと、「暗号資産を預けることで金利がもらえるしくみ」です。
これについても前回の記事でくわしく解説しているので、しくみを理解したい場合はチェックしてみてください。
将来的に「すぐに使わない暗号資産は運用したい」と考えているのであれば、その暗号資産のステーキングを扱っているかも調べてみましょう。
使いたいサービスをすべて取りそろえている取引所はないので、複数の取引所で網羅するのがベスト!
NFTを始めるのにオススメの取引所3選
ここからは、NFTを始める上でオススメの国内取引所を3つ紹介します。
いずれも上で述べたオススメポイントを押さえているので、初心者の方はこの中から2つ以上選べば、まず間違いないです。
GMOコイン
GMOコインは、最初に口座開設しておきたい取引所の1つです。
GMOコインは各種手数料が非常に安いのが強みで、暗号資産・NFT初心者はもちろん、他の取引所を使っている方にもオススメです。
- 大手企業のGMOグループが運営
- 「取引所」ではNFT関連銘柄(ETH, SOL)をはじめ、26種類の暗号資産を扱っている
- テイカー手数料が格安(ETH:0.05%)
- 日本円・暗号資産の出金手数料(振込手数料を除く)が無料
当サイトでは、GMOコインの口座開設方法や使い方をくわしく解説しています。
GMOコインを使ってみたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
- 【スマホで最短10分】GMOコインの口座開設方法を画像で解説
- 【即時完結】GMOコインへの入金方法・反映時間・手数料を解説
- 【超簡単】GMOコインの取引所でイーサリアムを買う方法を解説
- 【手数料0】スマホでGMOコインからメタマスクに送金する方法
bitbank
bitbankは初心者はもちろん、本格的に暗号資産・NFTを始めていきたい方にオススメの取引所です。
bitbankは暗号資産の最小送付数量が小さいため、安いNFTの単発購入に向いています。
また、暗号資産の銘柄数も多く、様々なブロックチェーンのNFTを買ってみたい人にもオススメです。
- 暗号資産の最小送付数量が小さい(ETH:0.001ETH~)
- 「取引所」ではNFT関連銘柄(ETH, MATIC, ARB)をはじめ、37種類もの暗号資産を扱っている
- アプリが使いやすい(「取引所」にアクセスしやすい)
- セキュリティに定評がある
当サイトでは、bitbankについても口座開設方法・使い方をくわしく解説しています。
bitbankを使ってみたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
僕はGMOコインとbitbankの2つをメインで使っています。
どちらも本当にオススメできる取引所です。
BITPOINT
NFT売買で一番使われているイーサリアム(ETH)ですが、そのステーキングを扱っている国内取引所は意外と少ないです。
そんな中でもETHのステーキングを扱っているのがBITPOINT。
BITPOINTではETHのステーキングが手数料無料でできます。
その他のサービス手数料も基本的に無料なので、暗号資産・NFT初心者はもちろん、ETHの運用にもチャレンジしたい人にはオススメの取引所です。
- 「取引所」ではNFT関連銘柄(ETH, MATIC)をはじめ、19種類の暗号資産を取り扱っている
- ETHのステーキングが手数料無料で行える
- 現物取引手数料が無料
- 暗号資産の出金手数料が無料
複数の取引所を使う時の注意点
複数の取引所を使う際には、次の3つに気をつけるようにしましょう。
使う取引所は2~3種類にとどめる
複数の取引所を使う場合、メインで使うのは2~3種類にしておきましょう。
使う取引所が増えれば増えるほど、利用できるサービスの幅は広がりますが、アカウントのIDやパスワード、資産の管理も大変になります。
あらかじめ取引所ごとに目的や用途を決めておくことで、より管理しやすくなるのでオススメです。
ID・パスワードの管理に気をつける
複数の取引所を使う場合、特に管理がおろそかになりがちなのが、アカウントID・パスワードの管理です。
セキュリティ面では、各取引所で異なるパスワードを設定するのはもちろんのこと、専用のメモ帳に書き留めて保管しておくなどして、失念することのないようにしましょう。
取引履歴を記録する
複数の取引所で暗号資産を売買する場合、取引履歴を記録しておくことをオススメします。
暗号資産・NFTの売却益は雑所得(特定の条件では事業所得)に分類され、一定以上の利益が出た場合には、納税が必要になります。
このときに必要になるのが「取引履歴」です。
どの取引所でどんな取引をしたのかをまとめて把握・管理できるよう、銘柄ごとあるいは取引所ごとにExcelなどに記録しておき、確定申告直前になってあわてることがないようにしておきましょう。
暗号資産の税金に関する案内は、国税庁のホームページから確認できます。
イーサリアム(ETH)をはじめとする暗号資産やNFTは、日々価格が変動するため、売買するタイミングによっては損失が生じるリスクがあります。
取引の際は、自己責任でお願いします。
まとめ
- 1つの取引所のみを使うのはリスクが多いため、複数の取引所を使い分けるのがオススメ。
- 取引所を選ぶ時は、使いたいサービスの優先度を決めつつ、複数の取引所で弱点をカバーできるようにする。
- オススメの取引所は、GMOコイン、bitbank、BITPOINT。
- 複数の取引所を使う際は、アカウント・資産・取引履歴の管理に気をつける。
もしどの取引所を使うか迷っているのであれば、今回紹介した3つの取引所から検討してみるとよいでしょう。
特に、GMOコイン・bitbankはこれから暗号資産・NFTを始めてみたい初心者の方にオススメの取引所です。
以下の記事で口座開設方法をくわしく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。