こんにちは、Yohです。
最近「メタバース」という言葉をよく目にしませんか?
近い将来、ネットでのやりとりは、XやInstagram、Youtubeのような大企業(管理者)を介したものではなく、個々人で直接行われるようになると言われています。
こうしたネットのあり方はWeb3と呼ばれますが、メタバースはWeb3の主役となるものです。
それでメタバースって何?
メタバースは言葉で説明することもできますが、実際に体験してみないとわからないことが多いのも事実です。
そこで今回は、メタバース用プラットフォームThe Sandbox(ザ・サンドボックス)で先日公開され、今大きく注目されている日本発メタバース空間「CNP Land」を例に、メタバースの体験方法を解説します。
- メタバースとは何なのか
- The Sandboxはどんなプラットフォームなのか
- The SandboxのCNP Landでメタバースを体験する方法
CNP Landでメタバースデビューしてみましょう!
メタバースとは
メタバース=ネット上の仮想空間
メタバースとは、インターネットに作られた3Dの仮想空間のことです。
仮想空間上で自分を模したアバターをあやつることで、他の人と会話をしたり、ゲームをして遊んだり、ショッピングをしたりと、現実世界と変わらないレベルの体験ができます。
この「体験レベルの違い」こそが、これまでのネットとは大きく異なる部分です。
NFTがメタバース普及のカギ
このメタバースの基盤になるのが、NFT(Non-Fungible-Token)です。
NFTは「非代替性トークン」とよく訳されますが、言いかえれば「コピーしたり書きかえることのできない唯一無二のデータ」のことです。
この技術により、現実と同じように、デジタルデータに対しても「所有権」を主張できるようになりました(NFTについては、以下の記事でくわしく解説しています)。
すなわち、メタバース上にあるアバターや土地、アイテムをNFTにすることで、所有権をハッキリさせることができ、現実世界と同じようにお金(仮想通貨)でそれらを売買することができるようになるわけです。
NFTはメタバースをより現実世界に近づけるための技術だと言えます。
The Sandbox ― ブロックチェーンが使えるメタバース
The Sandboxは大企業も注目するメタバース
近年は様々なメタバースが作られていますが、そのうちの1つがThe Sandbox(ザ・サンドボックス)です。
ボクセル(Voxel, volume:体積とpixel:ピクセルをかけ合わせた造語)と呼ばれる立方体で作られたメタバースで、ユーザーはアバターやアイテム、ゲームの制作・提供ができます。
The Sandboxには大企業も注目しており、スクエア・エニックスやソフトバンクが億単位の出資を行ったことが大きな話題となりました。
The Sandboxでは仮想通貨・NFTが使える
The Sandboxの大きな特徴が、仮想通貨・NFTに対応していること。
アバター、アイテム、土地がNFT化されているため、仮想通貨を使った売買が可能です。
現実世界に近い形でビジネスができるため、The Sandboxには次のような有名企業も参入し始めています。
- エイベックス
- SHIBUYA109
- アディダス
- グッチ
将来性が高いと言えますね。
The SandboxのCNP Landで遊んでみよう
CNP Land ― 人気NFTがメタバース進出
CNP Landは日本のトップNFTとして知られる『CNP(CryptoNinja Partners)』の世界観をThe Sandbox上で具現化したものです。
クリエイターのお寿司職人さんが立ち上げたボクセルスタジオ「Osushi Voxel Studio」にて2022年3月から開発スタート。
1年半近い年月を経て、2023年8月に公開され、1週間で1000アクセスを突破。
メタバースが認知され始めたばかりの時期に、異例のスピードでアクセス数を伸ばしました。
『CNP』は、スマホゲーム化やアニメ化など、幅広い分野でコンテンツを展開している注目のNFTです。
以下の記事でくわしく解説しているので、魅力や将来性、買い方が知りたい方はぜひ読んでみてください。
CNP Landでメタバースを体験する方法
ここからはCNP Landでメタバースを体験する方法を解説します。
現在、CNP LandはPCとメールアドレスさえあれば誰でも簡単に楽しむことができます。
The Sandboxは2023年9月現在、PCのみ対応しています。
まだスマホでは遊べないので、注意してください。
The Sandboxでアカウント作成
まずはアカウントを作成します。
The Sandboxの公式サイト(https://www.sandbox.game/jp/)にアクセスして、右上にある「アカウントを作成」をクリック。
アカウント作成方法は、大きく分けて、メールアドレスから作る方法とウォレット(仮想通貨やNFTの入れ物)から作る方法の2つがありますが、今回は一番簡単な「メールアドレスからの作成」でやってみます。
なお、メールアドレスからアカウントを作成した後でウォレットを紐付けることもできます。
「メールアドレスを入力してください」の部分に、自分のメールアドレスを入力して「続ける」をクリック。
続いて、ユーザー名とパスワードを設定します。
設定したいユーザー名、パスワードが入力できたら、利用規約とプライバシーポリシーを確認の上、「私は人間です」のチェックボックスにチェックを入れて、「次へ」をクリック。
これでアカウントの登録は完了です。
「何からはじめる?」と表示されますが、ひとまず下にある「スキップして自分でトライ!」で進んでOKです。
この後、ホーム画面に移動します。
アカウント登録直後、設定したメールアドレス宛にThe Sandboxから「メールアドレスの認証」を求めるメールが届きます。
指示にしたがって認証を済ませておきましょう。
アバターを作ろう
アバターはメタバースにおける自分の分身です。
The Sandboxでは、無料で専用アバターを作ることができるので、メタバースにくり出す前に作っておきましょう。
ホーム画面左の「アバター」をクリック。
「自分のアバター」タブの「アバターをカスタマイズ」をクリック。
ここでは、The Sandboxが用意しているテンプレートパーツを使って無料でアバターが作成できます。
キャラクター・顔・トップス・ボトムス・靴をカスタマイズできるので、自分の好みに合う組み合わせでアバターを作ってみてください。
カスタマイズできたら、右下の「変更を保存」をクリックしてから、「戻る」をクリック。
これでアバター作成は完了です。
僕の場合は、こんな感じのアバターを作ってみました↓
CNP Landを検索
では、いよいよメタバースの世界にくり出してみましょう。
左メニューの「マップ(
)」をクリック。すると、The Sandbox全体のマップが表示されます。
右上の検索ボックスに「CNP Land」と入力してみましょう。すぐに候補としてCNP Landが表示されます。
これを選択すると、CNP Landの概要が表示されます。下にある「プレイ」をクリック。
The Sandboxのソフトをインストール(初回のみ)
初めてThe Sandboxを使う場合、専用ソフトをインストールする必要があります。
OS(Windows, MacOS)が表示されるので、自分のPCに合わせて選択。インストーラーのダウンロードが始まります。
ここから画面の指示にしたがって進めます。
先ほどダウンロードしたThe Sandboxソフトのインストーラーを起動します。
次のような画面が表示されるので、「Next」をクリック。
インストール場所の指定を求められます。特にこだわりがなければ、デフォルトのまま「Next」をクリックでOKです。
続く画面もそのまま「Next」をクリック。ソフトのインストールが始まります。
しばらくしてインストールが終わると、次のような画面になります。「Run The Sandbox」のチェックのみ外し、「Finish」で画面を閉じます。
ブラウザに戻り、「プレイ」をクリック。
すると、「The Sandbox Launcherを開きますか?」というポップアップが表示されるので、「The Sandbox Launcherを開く」をクリック。
先ほどインストールした「The Sandbox」のソフトが自動で起動し、CNP Landへ移動します。
CNP Landに降り立ちました!
メタバースデビューおめでとうございます!
インストール完了直後に「Run The Sandbox」にチェックが入ったままだと、この時点でThe Sandboxのソフトが起動してしまいます。
そのため、この状態で「The Sandbox Launcherを開きますか?」のポップアップに対応してしまうと、うまくCNP Landに行くことができません。
インストール完了後は「Run The Sandbox」のチェックだけ外しておく方が、おそらくスムーズにいくはずです。
僕の場合は、ポップアップ対応後、うまく先へ進めなかったので、起動しているThe Sandboxのソフトを一度終了し、ブラウザ側に戻って「マップ」からCNP Landを検索し直すことで接続できました。
アバターの操作方法
CNP Landに降り立ったら、アバターを動かしてみましょう。
画像に示すように、キーボードとマウスにアバターの動きが割り当てられています。
最初は慣れませんが、操作しているうちに動かし方がわかってくるので、まずはアバターをどんどん動かしてみてください。
CNP Landで遊んでみた感想
まず思ったのが、「作りの細かさ」。
フィールドや忍者、CNPキャラクターたちがボクセルでしっかり表現されていて、一目でそれとわかるのがすごいと感じました。
それから「Landの広さ」も実際に歩いてみて初めて実感できました。
CNP Landは3✕3の計9マスのLandからなるのですが、現在公開されているのは中心の「天空」の1マス(たて96m×よこ96m×高さ128m)のみです。
ただ、数字だけ聞いてもイマイチピンときませんし、1マスと聞くと結構小さいのかなとも思いますよね。
ですが、実際に「天空」を歩いてみるとその広さがよくわかります。正直かなり広いです。
また、散策していて気づいたのが「メタバース特有の没入感」。
当然僕もPCで操作していましたが、アバターを操作しているうちに、本当に自分がCNP Landの世界で行動しているような感覚になりました。
これも実際にプレイして実感してもらいたいところです。
人によっては少し酔ってしまう場合があるので、長時間プレイする場合は注意してください。
ちょうど早期アクセスキャンペーン中だったので、会話クエストをこなして、最後にはSBT(ソウルバウンドトークン, 他人に譲渡できない特殊なNFT)をゲットすることができました。
今はまだ公開エリアが「天空」に制限されていますが、初心者の場合は逆に行き先に迷わなくてすむので、ちょうどよいように思います。
今後は他のエリアが開放されることに加え、「天空」エリアは『CNP』ホルダーしか入れない場所になるとのことです。
2023年9月現在、『CNP』は一時期に比べると非常に安くなっています。将来を見据えて、今のうちに『CNP』の購入も検討してみるとよいでしょう。
まとめ
- メタバースとは、ネット上の3D仮想空間。NFTの技術によって、現実世界のように商業活動もできる。
- メタバースプラットフォーム「The Sandbox」では、ゲームやサービスなどを制作・提供でき、有名企業も多く参入し始めている。
- The Sandboxで公開された、国内人気NFT発の「CNP Land」で簡単にメタバース体験ができる。
現在、スマホが当たり前に使われているのと同じように、数年後にはメタバースも私達にとって欠かせないものになるはずです。
今回紹介したCNP Landは基本的に無料で楽しめるので、CNP Landで早いうちからメタバースを体験して、来たる新しい時代に備えておきましょう。
NFTの方の『CNP』にも興味がある方は、以下の記事でくわしく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。